人間は毎日うんちをします。
人間に限ったことではなく、この世のありとあらゆる生物がう〇こをします。
この世界に生まれ落ちた者の宿命。ギルティ…
私は便秘だから、毎日はしないぞー!というそこの貴様。
この場を借りて謝罪致す。ごめんちゃ。
食物繊維をちゃんと摂ってね💕
毎日デイリーえぶりでいで行われるイベントにも関わらず、どうして人間だけ腹痛とかなりの時間を要するちょっとしたスペシャリティーがあるのか…
何故おしっこは普通預金方式なのにうんちだけ定期預金方式なのか?
毎日我々の体で行われているイベントなのにわからないことだらけだ。
監督不行届きも甚だしい。
そこで私が無知で愚かな下々の民のために一肌脱ぐことを決意した今日この頃。
人類最大の謎の一つを愚民どものために紐解いてみました。
小便は普通預金のようにいつでも自由に出せる。
無論ギリギリまでガマンすればフルパワーで元気よく照射することも可能である。
これと非常によく似たものが龍虎の拳の必殺技。
例えば虎煌拳は気力ゲージがマックスなら、尿意を限界まで溜めた時のように元気よく飛んでいく。
しかし、気力がほとんどないガス欠の時でも飛距離こそ短いものの一応はひねり出せる。
小便もまた然り。
このことから導き出せる結論は小便は必殺技であるということ。
それでは覇王翔吼拳はどうだろうか?
こちらは気力ゲージが満タンでないと撃てない。
聡明な読者の方はここでお気づきになられたことであろう。
大便もまた便意ゲージが一定量に達していないと撃てない。
これは何故か?
どちらも超必殺技であるからだ!!
超必殺技は必殺技のように安い存在ではない。
故にここぞという時に苦痛を伴い、リスクをはらみながら放つものである。
必殺技のようにいつでもほいほい出していいものではない。
覇王翔吼拳をいつでもほいほい出されたらとてもうっとうしい。
うんちをいつでもほいほい出されたら臭くてかなわん。
それはゲームバランスを保つためには致し方ないこと。
ただし、体力ゲージがギリギリまで減って赤くなったピンチの時はいつでも超必殺技を出せることもある。
ウ〇コも同様にノロウィルスの感染や腸炎の疾患といった極限状態であれば、体力ゲージが赤く点滅した時のように体内の水分が続く限り放つことができる。
これもまたピンチの時の一発逆転仕様のバランス故。
剣心が開幕で天翔龍閃を出さないのも一緒。
普通に考えたら体力満タンで元気いっぱいの時に出した方が威力もあるし、楽に倒せるだろう。
なのに何故撃たないのか?
それは撃たないのではなく、撃てないからだ。
超必殺技故に超必殺ゲージが溜まるかダメージを受けて体力ゲージが赤くならないと撃てないのだ。
ダイの大冒険でダイはアバンストラッシュやギガストラッシュといった大技を開幕で繰り出すことがある。
あれはドラクエ方式であって格ゲー方式ではないから開幕でも撃てる。
犬や猫といった動物はマーキングのために結構ほいほいウンチをひねり出す。
覇王翔吼拳が普通の必殺技として出せるKOFシリーズがあるように。
彼らはマーキングに利用する道具として使うためにスペシャリティーを捨て去ったのだ。
もしくは逆に人間たちがスペシャリティーを獲得したのかもしれない。
糞便でのマーキングという原始的な縄張りの主張をやめ、文明を築き、独自の枠組みの中で生活を始めた。
その結果、人間はマーキングといった戦略的優位性の無くなった大便に対して超必殺技というスペシャリティーを見出したのかもしれない。
あるいは禁断の果実を口にしたアダムとイヴの罪が我々人間の排便行為に多大な苦痛をもたらす罰として現れたのかもしれない。
排便時の苦痛こそが知を手にした人間の原罪なのだろう。
人は人生という格闘ゲームをこの惑星のリングの中で日々闘っている。
その中で極限に追い詰められた我々が日々繰り出している超必殺技…
否…
腸必殺技
それこそがウンコなのであろう。
そして、超必殺技はゲージを溜めただけでは撃てない。
撃ちどころを慎重に見極める必要がある。
KOFやリアルバウト餓狼伝説のように超必殺技ゲージが時間経過でゼロに戻る格ゲーもある。
そう…
しばらくガマンしていたら便意が引っ込んでしまった時のあれだ。
あの絶望感とやるせなさといったら、それもまさに原罪であろう。
便意が引っ込まなくても大変だ。
体力ゲージがゼロになるノックアウトのように肛門の体力ゲージがゼロになった時…
パブリックイメージがゼロになるという社会的な死亡が待っている。
我々はこの惑星というリングで日々闘い続けている闘士であることを決して忘れてはならない。
禁断の果実を口にした者達の末裔の宿命なのだから。